


三段論法です。デジタル化社会で暮らすには、半導体が欠かせない。半導体を造るには、フォトマスクが欠かせない。フォトマスクを造るには、DTFが欠かせない。入社して未だ日が浅い私がこんなことを言うのもおこがましいですが、事実そう実感できるようになってきました。就職先を決める時、DTFの資料を見ていたら「半導体フォトマスク製造」と記載してありました。第一印象は「エッ、何?」でした。でも、耳にしたことがない言葉になぜか新鮮さを感じたのです。大学で専攻した化学・薬品の研究とは畑違いでしたが、あの時の「エッ、何?」が、今は技術者である私の好奇心を掻き立てるものに進化しています。
フォトマスク製造工程で、私が担当するのは「修正」。修正と聞くと、そんなに直しが必要なのかと思ってしまいますが、ナノの世界で究極と言って良いくらいの緻密さが要求されるフォトマスク製造では、測定・検査段階で発見された何らかの欠陥を修正する作業が大切になります。修正内容を診断し、修正領域を決めるのは結局人間の仕事。まさに人間の職人技がここにはあるのです。修正方針が決った次の段階では、その指示を現場の方に対して的確に行わなければなりません。しかし、経験が浅い私は、痛い失敗をしてしまったことがありました。人にものを伝える難しさを痛感し、同時に技術作業の基本もコミュニケーションだと勉強した瞬間でした。そう言えば、大学時代にやっていた少林寺拳法でも、コミュニケーションの大切を知ったような気がします。練習の後も仲間と過ごす時間が多く、彼らとの付き合いこそ、一生の財産だと思っています。
技術者としての自分のこれからを考えた時、半導体関連技術はもちろんですが、世の中に登場するさまざまな新技術に敏感でありたいと思います。そうして得た情報を仕事に活かし、半導体製造に欠かせない縁の下の力持ち「フォトマスク」に結び付けられたら最高ですね。皆さん、一緒にやりませんか。
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